スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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貪瞋癡

貪とは?
貪りの心(欲しい欲しいという心)。人間的思考の運動による好き⇄嫌いによって発生する。

瞋とは?
怒りの心。

癡とは?
無明(真理が理解できない心)によって貪を得るために邪な行いをする。迷い。愚痴。

この貪瞋癡を人間の三毒と言います。

瞋と痴が発生する場合は、貪りが有ります。人間的思考の運動による「好き」と感じた貪りが得れない事によって、瞋が生じ、人間的思考の運動による「嫌い」が目の前に現れる事によっても瞋が生じます。また、貪りを得るために、あるいは、遠ざけるために痴が生じるのです。

貪りの心が生じると外観卑しい相が現われその人を曇らせ、餓鬼界のエネルギーを発するようになります。貪りから様々な苦が生じます。人間はどうしても、楽をしたいという思考が働くとそのために不正をしたりよこしまな事をする事でその人の苦を生み出し、その人を曇らせます。人間的思考の波が立っている状態です。

怒りの心は諸刃の剣(怒りを相手に向けると相手も傷つけますが、自分の身体も蝕みます)イライラのエネルギーが20年くらい溜ると癌のエネルギーを発します。更に進むと横変死へと繋がるのです。人間的思考の波が立っている状態です。過去の怒りのエネルギーが、意のエネルギーとして残っている場合があります。もし、過去に嫌いだった人がいたら、その人に向けて、真言を唱える事で、過去のエネルギーを下げることができます。これは好きだった人(つまり人間的思考の波)に対しても同じように真言を唱えましょう。そうすることで、仏様の暖かいエネルギーで人間的思考を抑えることができるのです。

愚痴は毒を吐くとも言われ、脳障害のエネルギーに繋がります。他人を即時に好き嫌いと判断する心から生まれるのです。 鬱血して陰のエネルギーが蓄積されます。人間的思考の波が立っている状態です。

無明なためこの先どうなるか解らず不安になった状態の心理状態も癡です。この心も三毒なので、しっかり立ち上がらないように気をつけましょう。この不安な心がよこしまな考えに繋がり我が身を毒します。人間的思考の波が立っている状態です。