スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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08月

スッタニパータ 武器を執ること949の解説

949 過去にあったもの(煩悩)を枯渇(こかつ)せしめよ。未来には汝に何ものも有らぬようにせよ。中間においても汝が何ものをも執しないならば、汝は「安らかな人」としてふるまうことであろう。

 

 

過去にあった出来事あるいは、関心事、分別して得たものそれらの煩悩を枯渇(こかつ)せしめよ。今後の出来事に対しても、自らの人間的思考の運動(快⇔不快)を制し、未来には汝に何ものも有らぬようにせよ。中間、今においても思考の運動を制し、汝が何ものをも執しないならば、汝は「安らかな人」としてふるまうことであろう。すなわち、過去にとらわれることなく、未来を追い求めることもなく、現在においても分別をしなければ、運動の荒波を回避し、安らいだ人となるのである。

 

 

スッタニパータ 武器を執ること948の解説

948 世間における諸々の欲望を超え、また克服(こくふく)しがたい執着を超えた人は、流されず、束縛されず、悲しむことなく、思いこがれることもない。

 

 

自らの人間的思考の運動(快⇔不快)によく気をつけ、何かを掴むこともなく、世間における諸々の欲望を超え、また運動がもたらす克服(こくふく)しがたい執着を超えた人は、全てを手放しそれらから解放され、流されず、束縛されず、悲しむことなく、思いこがれることもない。