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スッタニパータ解説

スッタニパータ  サーリープッタ964の解説

964 しっかりと気をつけ分限を守る聡明な修行者は、五種の恐怖におじけてはならない。すなわち襲いかかる虻(あぶ)や蚊(か)と爬虫類(はちゅうるい)と四足獣と人間(盗賊など)に触(ふ)れることである。しっかりと自らの反応の仕方に気をつけ反応の...
スッタニパータ解説

スッタニパータ  武器を執ること954の解説

954 聖者は自分が等しい者どものうちにいるとも言わないし、劣った者のうちにいるとも、勝れた者のうちにいるとも言わない。かれは安らいに帰し、慳(ものおし)みを離れ、取ることもなく、捨てることもない。ーと師は説かれた。聖者は、ものごとを分別す...
スッタニパータ解説

スッタニパータ  武器を執ること953の解説

953 動揺して煩悩に悩まされることなく、叡智(えいち)ある人にとっては、いかなる作為も存在しない。かれはあくせくした営みから離れて、至るところに安穏を見る。両極端に動揺して煩悩に悩まされることなく、寂静にして叡智(えいち)と繋がっている人...
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スッタニパータ  武器を執ること952の解説

952 苛酷なることなく、貪欲なることなく、動揺して煩悩に悩(なや)まされることなく、万物に対して平等である。ー動じない人について問う人があれば、その美点をわたくしは説くであろう。不快に対して、苛酷なることなく、快に対しても貪欲なることなく...
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スッタニパータ  武器を執ること951の解説

951 「これはわがものである」また「これは他人のものである」 というような思いが何も存在しない人、ーかれは(このような)〈わがものという観念〉が存しないから、「われになし」といって悲しむことがない。人間的思考の運動による両極端に分ける想い...