スッタニパータ 772 (第2の視点)

人間(動物)という失われる世界の身体のうちにとどまり、人間的思考の運動(快⇔不快)にもとづいて執着し。多くの(煩悩)に覆(おお)われ、迷妄(めいもう)のうちに沈没している人。実にこの世の中の人の多くは、このために生きていると言っても過言ではない。実に苦しみの激流に溺れているのである。このような人は、実に人間的思考の運動から遠ざかり離れることすなわち厭離(おんり)から遠く隔(へだ)たっている。実にこの欲望が渦巻き人間的思考で構成された世の中にありながら欲望を捨て去ることは、容易ではないからである。