スッタニパータ解説 スッタニパータ 並ぶ応答ー長篇 900の解説 900 一切の戒律や誓いをも捨て、(世間の)罪過(ざいか)あり或いは罪過なきこの(宗教的)行為をも捨て、「清浄である」とか「不浄である」とかいってねがい求めることもなく、それらにとらわれずに行え。ー安らぎを固執することもなく。一時的な安心を... スッタニパータ解説
スッタニパータ解説 スッタニパータ 並ぶ応答ー長篇 899の解説 899 もしもかれが戒律や制戒を破ったならば、かれは〈戒律や制戒の〉つとめにそむいて、おそれおののく。(それのみならず、)かれは「こうしてのみ清浄が得られる」ととなえて望み求めている。たとえば隊商からはぐれた(商人が隊商をもとめ)、家から旅... スッタニパータ解説
スッタニパータ解説 スッタニパータ 並ぶ応答ー長篇 898の解説 898 戒律を最上のものと仰いでいる人々は、「制戒によって清浄が得られる」と説き、制戒を受けている。「われらはこの教えで学びましょう。そうすれば清浄が得られるでしょう」といって、〈真理に達した者〉と称する人々は、流転する迷いの生存に誘(ひ)... スッタニパータ解説
スッタニパータ解説 スッタニパータ 並ぶ応答ー長篇 897の解説 897 すべて凡俗の徒のいだく、これらの世俗的見解に、智者は近づくことがない。かれは、見たり聞いたりしたことがらについて「これだ」と認め知ることがないから、こだわりがない。かれはそもそもどんなこだわりに赴(おもむく)くのであろうか?すべて凡... スッタニパータ解説
スッタニパータ解説 スッタニパータ 並ぶ応答ー長篇 896の解説 896 (たとい称讃を得たとしても)それは僅かなものであって、平安を得ることはできない。論争の結果は(称讃と非難との)二つだけである、とわたくしは説く。この道理を見ても、汝らは、無論争の境地を安穏(あんのん)であると観じて、論争をしてはなら... スッタニパータ解説