人間は、目の前に現れたものをすぐに好き、嫌いに分け好きなものを求め、嫌いなものを排除するのが常である。その運動に自らが気づいて止めるしかないのである。周りの人が、あなたの心を、あるいは反応の仕方を気をつけることは不可能である。実に人間は、未来に分別した好きなものを思い描き、過去のことにも「あの時、ああすれば良かった」などとあれこれ考えながら心は激流に溺れこの無常の世において、好きなものを手に入れては、それを常なものと願っては、この変化する世界で苦しむのである。人は、知るべきである。自らの反応の仕方に気をつけること。これこそが自らの苦を回避するする方法であり技法である。全ての想いを止めて歩む道そこに安穏があるということを。
これはまさに我々人間が人間的思考のまま生きると自然とこうなります。このページを見ている方も身に覚えがあるでしょう?私もそうでした。その想いが人を輪廻させるもとになっているのです。この癖ともいえる習慣を修行者は、正し、止めて彼の岸へと進むのです。
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