スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ マーガンディヤ835のご法話

スッタニパータ マーガンディヤ835のご法話

835 (師(ブッダ)は語った)、「われは(昔さとりを開こうとした時に)、愛執と嫌悪(けんお)と貪欲(とんよく)(という三人の魔女)を見ても、かれらと淫欲の交わりをしたいという欲望さえも起らなかった。糞尿に満ちたこの(女が)そもそも何ものなのだろう。わたくしはそれに足でさえも触(ふ)れたくないのだ。」

 

 

世の人々は、異性を見た時にあるいは、恋愛対象としての対象を見た時に、人間的思考の運動(好き⇔嫌い)が立ち上がりその運動のまま行動をする。そしてその対象を得られれば、喜び、得られなければ悲しむ。それらは修行をしない人間の行動である。修行者は、その対象を見た時に自らに起こる危険を察知する。あるいは、自らに立ち上がる感情を観察し、その対象に対しての、執着、その先に起こりうる愛執と嫌悪(けんお)と貪欲(とんよく)を見抜き、それらを制して、遂には安穏を観たのである。

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