スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ  武器を執ること 939の解説

スッタニパータ  武器を執ること 939の解説

939 この(煩悩の)矢に貫かれた者は、あらゆる方角をかけめぐる。この矢を引き抜いたならば、(あちこちを)駆(か)けめぐることもなく、沈むこともない。

 

 

 

この煩悩の矢に貫かれた者すなわち人間的思考の運動を止められない人々は、あらゆる方角をかけめぐる。この矢を引き抜いたならば、あちこちを駆(か)けめぐることもなく、沈むこともない。人は、人間的思考の運動によって、快⇔不快の運動をし、快を求めて、あるいは不快を排除しようと駆け巡るのである。そして快をつかむが、それは運動をするので必ず不快へと変化する。そうして沈むのである。この理を知ったならば、修行者よ、自らの人間的思考の運動を制して安らぎを学べ。

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