スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ  並ぶ応答ー小篇878の解説

スッタニパータ  並ぶ応答ー小篇878の解説

878 (世の中の学者たちは)めいめいの見解に固執して、互いに異なった執見(しゅうけん)をいだいて争い、(みずから真理への)熟達者であると称して、さまざまに論ずる。ー「このように知る人は真理を知っている。これを非難する人はまだ不完全な人である」と。

 

 

 

世の中の修行者たちはめいめいの修行方法に固執して、互いに異なった執見(しゅうけん)をいだいて争い、みずから真理への熟達者であると称して、さまざまに論ずる。ー「このように知る人は真理を知っている。これを非難する人はまだ不完全な人である」と。実に世の中には様々な見方があり、自らと同じ見方をするものを好み、違うものを嫌う、実に好き⇔嫌いの人間的思考の運動である。他の人から称賛を得たいと言う心も耳から入る称賛という快の貪りであると賢者は言う。それを知って修行者は、自らの心の内に潜む人間的思考の運動によく気をつけそれを取り除き世の中を遍歴せよ。

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