スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ  パスーラ826の解説

スッタニパータ  パスーラ826の解説

826 集会の中で論争に参加した者は、称賛されようと欲して、おずおずしている。そうして敗北してはうちしおれ、(論敵の)あらさがしをしているのに、(他人から)論難されると、怒る。

 

 

集会の中で論争に参加した者は、激しく人間的思考の運動をする。それは、喜⇔怒の運動である。その運動によって称賛されようと欲して、おずおずしている。そうして敗北してはうちしおれ、論敵のあらさがしをしているのに、(他人から)論難されると、怒る。このような運動をしているのものだと知れ。運動であるからあるときは称賛され、あるときは論難される。かれらに寂静はない。あるのは煩悩の荒波のみである。それを知って聖者は、論争に赴かず自らの人間的思考による運動を制して安穏を観たのである。

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