972 眼を下に向けて、うろつき廻ることなく、瞑想に専念して、大いにめざめておれ。心を平静にして、精神の安定をたもち、思いわずらいと欲のねがいと悔恨(かいこん)とを断ち切れ。
眼を下に向けて虫などを踏まないようによく気をつけ、心がうろつき廻ることなく、瞑想に専念して、大いにめざめておれ。自らの人間的思考の運動(快⇔不快)を制し、心を平静にして、精神の安定をたもち、運動がもたらす思いわずらいと欲のねがいと悔恨(かいこん)とを断ち切れ。それらを制して、自らの心と目の前の現象を観察するのである。そのようにして修行者は真理を視るのである。
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