人は、何故、欲望によって、災難に見舞われるのでしょうか?それは、人が、様々な、欲望を追い求めることによって、視野が狭くなり、一方的な見方になるからです。つまり、その対象しか見てないし、見えてない。ですから、その対象にまつわる災難が襲いかかってきます。欲望を制することが出来たらどうでしょうか?全く同じような状況にあっても、それを観ることができれば、災難は回避できます。その人の盲点から、激流が侵入して、気づいたときには水浸しの状態です。私たち修行者は、常に自らの人間的思考の運動によく気をつけて、その運動がもたらす欲望には災難がついてまわることを知って、それら思考を制して、よく対象と自らの心を観察し、危険を回避して世の中を生き抜くのです。
スッタニパータ 769、770 (第5の視点)
視点集