818 かれは諸々の(欲の)想いに囚(とら)われて、困窮者のように考えこむ。このような人は、他人からのとどろく非難の声を聞いて恥じいってしまう。
かれは諸々の人間的思考の運動(快⇔不快)による欲の想いに囚(とら)われて、それは、運動であるので、快⇔不快が荒波のようにかれに襲いかかり、困窮者のように考えこむ。このような人は、他人からのとどろく非難の声を聞いて恥じいってしまう。すなわち修行から道を踏み外したのである。それを知って修行者は、この人間的思考の運動(快⇔不快)による想いを制して、自らと相対するものを受け入れることが本来の目的である事を知って、世の中を遍歴せよ。
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