927 わが徒は、アタルヴァ・ヴェーダの呪法(じゅほう)と夢占(ゆめうらない)いと相(そう)の占いと星占いとを行ってはならない。鳥獣の声を占ったり、懐妊術(かいにんじゅつ)や医術を行ったりしてはならぬ。
わが徒は、アタルヴァ・ヴェーダの呪法(じゅほう)と夢占(ゆめうらない)いと相(そう)の占いと星占いによって心が運動してはならない。人間は、吉と聞けば、「安心」し凶と聞けば「不安」になるのである。そのように「安心」⇔「不安」の運動をする。この世は、無常であるので、吉と聞いてその状態に執着をしても、それは運動をし必ず逆の凶が目の前に現れるのである。逆もしかりである。鳥獣の声を占ったり、懐妊術(かいにんじゅつ)や医術を聞いても心が運動してはならぬ。全ての人間的思考の運動を制してかの聖者は、煩悩の荒波を渡り終えたのである。
コメントを残す