欲望をかなえたいと望んでいる人=人間的思考の運動(快⇔不快)の快を掴もうとする人が、もしもうまくいくならば、かれは実に人間の欲するものを得て、心に喜ぶ。この運動によって快を掴むならばこれは振り子の運動であるから必ず正反対の苦しみをも掴むことになるのである。故に修行者は怠ることなく自らの人間的思考の運動(快⇔不快)によく気をつけ、何ものをも掴むことなく苦しみを回避せよ。 これがよく賽銭箱に書いてある喜捨(きしゃ)=喜びを捨てるの語源である。すなわち「喜び」には「苦しみがくっついている」から「捨てよ」という意味である。
スッタニパータ 欲望766の解説
スッタニパータ解説