スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ 洞窟についての八つの詩句779のご法話

スッタニパータ 洞窟についての八つの詩句779のご法話

人間的思考の運動(快⇔不快)がもたらす両極端への想いを知りつくして、激流を渡れ。聖者は、両極端に対して所有したいという執着に汚されることなく、両極端を掴もうとする煩悩の矢を抜き去って、運動を止める事をつとめ励んで行い、人間的思考の運動(この世⇔かの世)であるこの世をもかの世をも望まない。

 

 

お釈迦様の中道を維持する修行である自らの人間的思考の運動(快⇔不快)を制する修行を進めて行くと、それらに対する自分の反応の仕方(癖)がよくわかるようになる。そうすると、このような時はこのような反応をすると分かれば、おのずと気をつけないといけない瞬間がわかるようになってくる。そうして、よくその運動に気をつけながら修行を進めて行く。人間というのは、この世(生きている世界)と彼の世(死んだ後の世界)を行き来しながら輪廻しているのであるから、中道を歩みつつ、それらの人間的思考の運動(この世⇔彼の世)をも止めて輪廻からの解脱へと向かうのである。

 

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