スッタニパータ 悪意についての八つの詩句782の解説

782 人から尋ねられたのではないのに、他人に向かって、自分が戒律や道徳を守っていると言いふらす人は、自分で自分のことを言いふらすのであるから、かれは「下劣な人」である、と真理に達した人は語る。

 

人から尋ねられたのではないのに、他人に向かって、自分が戒律や道徳を守っていると言いふらす。この思考はどこから来ているのか?その言葉を発するとそれを聞いた人はどのような返事をするのか?そこにその言葉を発する基となる期待がある。どのような期待か?人間的思考の運動である(誉め⇔戒め)である。故に自分で自分の事を言いふらすのであるからかれは「下劣な人=修行が進んでいない人=止めるべき運動がある人」と真理に達した人は語るのである。何故ならその人間的思考の運動(誉め⇔戒め)を止めないかぎりには真理へとは到達しないからである。