スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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09月

スッタニパータ ティッサ・メッテイヤ822のご法話

両極端を追い求める俗事から離れて独り居ることを学べ。これは諸々の聖者にとって最上のことがらである。しかしこれだけで『自分が最上の者だ』と考えてはならない。ー中道を維持することによってかれは安らぎに近づいているのだが。

 

 

人と言うものは人間的思考の運動(快⇔不快)である両極端を追い求め年をとりまた追い求めては生まれてくる。故に聖者はその輪廻から解脱するために自らの人間的思考の運動(快⇔不快)を制することに努めよ。それが解脱するための唯一の道だからである。

スッタニパータ ティッサ・メッテイヤ821のご法話

聖者はこの世で前後に「人間的思考の運動(快⇔不快)には」この災いのあることを知り、人間的思考の運動(快⇔不快)を制して中道を守る独りでいる修行を堅(かた)くまもれ。両極端を求めて淫欲の交わりに耽ってはならない。

 

人はこの両極端の運動である人間的思考の運動(快⇔不快)に陥ると快を掴み不快を排除しようとするが故に全体を観る事が出来ない。全体を観る事が出来ないもの=真理を観る事は出来ないのである。それを知って聖者は、自らの人間的思考の運動(快⇔不快)を制して遂には真理を観たのである。