2021-11

スッタニパータ解説

スッタニパータ 武器を執ること940の解説

940 そこで次に実践のしかたが順次に述べられる。ー世間における諸々の束縛(そくばく)の絆(きずな)にほだされてはならない。諸々の欲望を究(きわ)めつくして、自己の安らぎを学べ。そこで次に実践のしかたが順次に述べられる。ー世間における諸々の...
スッタニパータ解説

スッタニパータ 武器を執ること939の解説

939 この(煩悩の)矢に貫かれた者は、あらゆる方角をかけめぐる。この矢を引き抜いたならば、(あちこちを)駆(か)けめぐることもなく、沈むこともない。この人間的思考の運動(快⇔不快)がもたらす煩悩の矢に貫かれた者は、あらゆる方角をかけめぐる...
スッタニパータ解説

スッタニパータ 武器を執ること938の解説

938 (生きとし生けるものは)終極においては違逆に会うのを見て、わたくしは不快になった。またわたくしはその(生けるものどもの)心の中に見がたき煩悩の矢が潜(ひそ)んでいるのを見た。生きとし生けるものは死ぬ間際すなわち終極においては逆さ吊り...
スッタニパータ解説

スッタニパータ 武器を執ること937の解説

937 世界はどこも堅実(けんじつ)ではない。どの方角でもすべて動揺している。わたくしは自分のよるべき住所を求めていたのであるが、すでに(死や苦しみなどに)とりつかれていないところを見つけなかった。世界はどこも堅実(けんじつ)ではない。どの...
スッタニパータ解説

スッタニパータ 武器を執ること936の解説

936 水の少ないところにいる魚のように、人々が慄(ふる)えているのを見て、また人々が相互に抗争しているのを見て、わたくしに恐怖が起った。水の少ないところにいる魚のように、いつ死にかわからない恐怖に人々が慄(ふる)えているのを見て、また人々...