1099 過去にあったもの(煩悩)を涸渇(こかつ)せしめよ。未来にはそなたに何ものもないようにせよ。中間においても、そなたが何ものにも執著(しゅうじゃく)しないならば、そなたはやすらかにふるまう人となるであろう。
過去にあったもの煩悩を涸渇(こかつ)せしめよ。過去の記憶によって人間的思考の運動(快⇔不快)を起こしてはならない。未来にはそなたに何ものもないようにせよ。未来への希望、あるいは妄想によって人間的思考の運動(快⇔不快)を起こしてもならない。中間においても、そなたが何ものにも執著(しゅうじゃく)しない。すなわち現在起こっていることに対しても人間的思考の運動(快⇔不快)を制することが出来たならば、そなたはやすらかにふるまう人となるであろう。
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