819 そうして他人に詰(なじ)られた時には虚言に陥(おちい)る。すなわち、[自らを傷つける]刃(悪行)をつくるのである。これがかれの大きな難所である。
そうして他人に詰(なじ)られた時には、人間的思考の運動(快⇔不快)によって掴んだ自らの立場を手放さないが故に虚言に陥(おちい)る。すなわち、自らを傷つける刃(悪行)をつくるのである。これがかれの大きな難所である。それを知って修行者は、常に自らの人間的思考の運動(快⇔不快)を制して、両極端を掴むことなく中道を歩み遂には彼の岸へと到達するのである。
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