2020-10

ご法話

スッタニパータ 欲望771のご法話

人間の煩悩はよく激流に例えられる。それは、ひとたびその流れ(運動)が始まったならば、激流の如く流れだし、その流れを止めることは非常に困難だからである。人は自らの煩悩によってその激流を作り出し、自らが作ったその激流に溺れる。故に気をつけるのだ...
ご法話

スッタニパータ 欲望769、770のご法話

人は目の前に現れたものに対して、人間的思考の運動(好き⇔嫌い)による反応の仕方にって儲け話、家、お金、車、雇用者、異性、親族、その他を両極端に分け好きなものを欲する貪りが発生すると、それに伴いそれが得られない場合は怒りを生じ、得るためにうそ...
ご法話

スッタニパータ 欲望768のご法話

人は、この人間的思考の運動(好き⇔嫌い)が作り出す両極端の運動によってあくせく動き割りその心は激流の如くである。ある時は、好きなものを追いかけ、ある時は嫌いなものを排除しようとする。その考えにとらわれ、動き回るのである。故に、この両極端の運...
ご法話

スッタニパータ 欲望767のご法話

人は、喜びを追い求めそれを得ようとする。そしてその対象を掴もうとする。その対象は、何か?それは苦である。人は、欲望の対象が得られないならば矢に射られたかのように苦しむが、それらを掴まなければ、苦しみことはない。人は知るべきである。自らが掴も...
ご法話

スッタニパータ 欲望766のご法話 (第6の解説)

人間は、好きなものを手に入れると単純に喜ぶが、それは同時に苦しみをも手にしているのである。すなわち人間的思考の運動である喜び⇔悲しみの運動である。この世は無常であるから、欲望の対象を手に入れたと同時にそれらを失うと言う苦しみへと変化を始める...