2020-10

ご法話

スッタニパータ 洞窟についての八つの詩句776のご法話

776 この世の人々が、諸々の生存に対する妄執にとらわれ、ふるえているのを、わたしは見る。下劣な人々は、種々の生存に対する妄執を離れないで、死に直面して泣く。世の人々の想いには実に様々な想いがある。それは、前世においての想い。今生での想いに...
ご法話

スッタニパータ 洞窟についての八つの詩句775のご法話

人間は、人間的思考の運動(好き⇔嫌い)により、物事を両極端に分け、好きなものを得るため、あるいは嫌いなものを排除するために不正を行うその行為が痴である。貪を得るために痴が生じる。すなわち痴が生じ、痴を行うと、自らを害する元を作ることになるの...
ご法話

スッタニパータ 洞窟についての八つの詩句774のご法話

人は、人間的思考の運動(快⇔不快)により快を貪り、あるいは不快を排除する。それに熱中するがあまり、不正をしてでも手に入れよう、あるいは排除しようとする貪瞋痴による痴が生じる。当然、不正をしているので、死の間際に大丈夫だろうか?という恐怖に覆...
ご法話

スッタニパータ 洞窟についての八つの詩句773のご法話

人間は、目の前に現れたものをすぐに好き、嫌いに分け好きなものを求め、嫌いなものを排除するのが常である。その運動に自らが気づいて止めるしかないのである。周りの人が、あなたの心を、あるいは反応の仕方を気をつけることは不可能である。実に人間は、未...
ご法話

スッタニパータ 洞窟についての八つの詩句772のご法話

人は、輪廻転生する。ある人は、平和を求めて、あるいは戦いに勝つために、また、ある人は、恋人を求めて、あるいは、復讐のために、またあるいは助けるために、実に様々な願望によってこの世に生まれてくる。ある人は未来に望みを託し、ある人は、過去に立ち...