852 (遁欲(とんよく)などから)遠ざかり、偽(いつわ)ることなく、貪(むさぼ)り求めることなく、慳(ものおし)みせず、傲慢(ごうまん)にならず、嫌(きら)われず、両舌(かげぐち)を事としない。
人間的思考の運動(好き⇔嫌い)による想いのまま貪る想いから遠ざかり、それらを求めて偽(いつわ)ることなく、それらを求めて貪(むさぼ)り求めることなく、それらを掴んだとしても、慳(ものおし)みせず、それらを掴んだとしても、傲慢(ごうまん)にならず、それらを掴んだとしても、嫌(きら)われず、それらを掴むことができなくても、両舌(かげぐち)を事としない。このように修行者は、自らの人間的思考の運動(好き⇔嫌い)を制して、安らぎに帰しているのである。
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