スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ 欲望767の解説

スッタニパータ 欲望767の解説

767 欲望をかなえたいと望み貪欲(とんよく)の生じた人が、もしも欲望をはたすことができなくなるならば、かれは、矢に射られたかのように、悩み苦しむ。

 

 

人間は、目の前に現れた現象、これは、人であったり、物であったり、思い描いた状態であったりします。もし、自分の思い描いた状況と違う形が目の前に現れれば、矢に射られたかのように苦しみます。例えば、大好きな異性が目の前に現れて、その人と付き合いたいという貪欲が生じたとしましょう。もし、その願いが叶わなかったら?どうでしょうか?その苦しみは、どうやったら回避できるでしょうか?それは、その想いを自分自身が掴んでいるからです。掴んでいるちうことは、その願いが叶わなかった時の苦しみも掴んでいるのです。ですから、お釈迦様は、その想いを手放しなさいとおっしゃっています。その想いを手放したとき、あなたは苦しみから解放され安穏を観ることができるでしょう。

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