スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ  サーリープッタ 973の解説

スッタニパータ  サーリープッタ 973の解説

973 他人からことばで警告されたときには、心をおちつけて感謝せよ。ともに修行する人々に対する荒(すさ)んだ心を断て。善いことばを発せよ。その時にふさわしくないことばを発してはならない。人々をそしることを思ってはならぬ。

 

 

 

他人からことばで警告されたときにも、心が人間的思考の運動をすることなく、聞かねばならぬ。ともに修行する人々に対する人間的思考の運動をする心を断て。寂静な心持ちで、ことばを発せよ。その時に人間的思考の運動によって動揺したことばを発してはならない。両極端な反応による人々をそしることを思ってはならぬ。修行者は、どのようなときも中道を心がけ、自らの心による反応の仕方、言葉による反応の仕方、行動による反応の仕方すなわち身口意である3つの反応の仕方に気をつけるのである。心で反応したときは、口に現れ、口で反応したときには行動に現れる。いずれの場合もよく気づくことである。そうして全ての荒波を制したときに修行者よ、汝は彼の岸へと到達するであろう。

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