971 適当な時に食物と衣服とを得て、ここで(少量に)満足するために、(衣食の)量を知れ。かれは衣食に関しては恣(ほしい)ままならず、慎(つつ)しんで村を歩み、罵(ののし)られてもあらあらしいことばを発してははならない。人々をそしることを想ってはならぬ。
次に托鉢時における修行の心得が述べられた。適当な時に食物と衣服とを得て、ここで最低限の量に満足するために、衣食の量を知れ。かれは衣食に関して、人間的思考の運動(快⇔不快)を制して欲することなく、慎(つつ)しんで村を歩み、罵(ののし)られても人間的思考の運動(快⇔不快)を制して、あらあらしいことばを発するような反応の仕方をしてはならない。人間的思考の運動(快⇔不快)に流されて怒りままに人々をそしることを想ってはならぬ。このように師は述べられた。
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