903 或る人々が「最高の教えだ」と称するものを、他の人々は「下劣なものである」と称する。これらのうちで、どれが真実の説であるのか?ーかれらはすべて自分らこそ真理に達した者であると称しているのであるが。
或る人々が「最高の教えだ」と称するものを、他の人々は「下劣なものである」と称する。これらのうちで、どれが真実の説であるのか?ーかれらはすべて自分らこそ真理に達した者であると称しているのであるが。
かれらは双方とも見方が違うからである。自らが奉ずるものは最高でありそれ以外は下劣という見方である。お互いにそう見ている。まさに人間的思考の運動による反応の仕方である。修行者は、自らの反応の仕方によく気をつけ、これが最高だとか、下劣だとか想うことなく、常に中道を保って世の中を遍歴せよ。
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