スッタニパータ  学生ジャトゥカンニンの質問1099の解説

1099 過去にあったもの(煩悩)を涸渇(こかつ)せしめよ。未来にはそなたに何ものもないようにせよ。中間においても、そなたが何ものにも執著(しゅうじゃく)しないならば、そなたはやすらかにふるまう人となるであろう。

 

 

 

人間的思考の運動により過去に分けた反応の結果である煩悩を枯渇せしめよ。未来には、人間的思考の運動を制して、両極端に分けないようにせよ。現在においても、人間的思考の運動である反応の仕方によく気をつけ何ものにも執着しないならば、そなたはやすらかにふるまう人となるであろう。