950 名称と形態につて、〈わがものという想い〉の全く存在しない人、また(何ものかが)ないからといって悲しむことのない人、ーかれは実に世の中にあっても老いることがない。
この世に存在するものには、全て名称と形態があるが、人間はそれを即時に2つに分け分別するのである。その思考を止め「わがもの」という想いが全く存在せず、この人間的思考の運動を止めることにより両極端(快⇔不快)へ対しての想いを捨て欲するものがないからといって悲しむことのない人、かれは実に世の中にあっても、生と死を乗り越え遂にはおいることがない存在へなったのである。
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