スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ 老い813の解説

スッタニパータ 老い813の解説

813 邪悪を掃い除いた人は、見たり学んだり思索したどんなことでも特に執着して考えることがない。かれは他のものによって清らかになろうとは望まない。かれは貪らず、また嫌うこともない。

 

 

人間は、人間的思考(快⇔不快)の運動によって、見たり学んだり思索したどんなことでも両極端に分け執着をする。そしてそれは運動をするので、全く反対の現象が目の前に現れて苦しむのである。人間的思考を掃い除いた人は、見たり学んだり思索したどんなことでも特に執着して考えることがない。かれは人間的思考を止める以外のものによって清らかになろうとは望まない。かれは、人間的思考の運動に注視することを怠ることなく実践し、両極端に分けて快を貪ることもなく、また不快を排除することもない。分けないかれの心は、全てを鏡のように写すような境地に至るのである。

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