スッタニパータ suttanipata

８７１　「世の中で感官による接触は何にもとづいて起るのですか？また所有欲は何から起るのですか？何ものが存在しないときに、〈わがもの〉という我執が存在しないのですか？何ものが消滅したときに、感官による接触がはたらかないのですか？」この無常の世...

８６９　「快と不快とは何にもとづいて起るのですか？また何がないときにこれらのものが現われないのですか？また生起と消滅ということの意義と、それの起るもととなっているものを、われに語ってください。」人間的思考の運動（快⇔不快）がもたらす「快と不...

７８８　「最上で無病の、清らかな人をわたくしは見る。人が全く清らかになるのは見解による」と、このように考えることを最上であると知って、清らかなことを観ずる人は、（見解を最上の境地に達し得る）智慧であると理解する。もしも人が見解によって清らか...

怒りと虚言と疑惑、ーこれらのことがらも、人間的思考の運動（快⇔不快）である快と不快との二つがあるときに現われる。疑惑ある人は中道の眼に学べ。修行の達人は、真理を知って、諸々のことがらを説いたのである。」怒りはどのような時に現れるのか？人間的...

８６６　「さて世の中で欲望は何にもとづて起るのですか？また（形而上学的（けいじじょうがくてき）な）断定は何から起るのですか？怒りと虚言と疑惑と及び（道の人）（沙門（しゃもん））の説いた諸々のことがらは、何から起るのですか？」「世の中で人間的...