スッタニパータ解説 スッタニパータ サーリープッタ972の解説 972 眼を下に向けて、うろつき廻ることなく、瞑想に専念して、大いにめざめておれ。心を平静にして、精神の安定をたもち、思いわずらいと欲のねがいと悔恨(かいこん)とを断ち切れ。眼を下に向けて、人間的思考の運動(快⇔不快)がうろつき廻ることなく... スッタニパータ解説
スッタニパータ解説 スッタニパータ サーリープッタ971の解説 971 適当な時に食物と衣服とを得て、ここで(少量に)満足するために、(衣食の)量を知れ。かれは衣食に関しては恣(ほしい)ままならず、慎(つつ)しんで村を歩み、罵(ののし)られてもあらあらしいことばを発してははならない。人々をそしることを想... スッタニパータ解説
スッタニパータ解説 スッタニパータ サーリープッタ970の解説 970 すなわち『わたしは何を食べようか』『わたしはどこで食べようか』『(昨夜は)わたしは眠りづらかった』『今夜はわたしはどこで寝ようか』ー家を捨て道を学ぶ人は、これら(四つの)憂いに導く思慮を抑制せよ。すなわち人間的思考の運動(快⇔不快)... スッタニパータ解説
スッタニパータ解説 スッタニパータ サーリープッタ969の解説 969 智慧をまず第一に重んじて、善を喜び、それらの危難にうち勝て。奥まった土地に臥す不快に堪(た)えよ。次の四つの憂うべきことに堪えよ。人間的思考の運動(快⇔不快)を止め、中道による観察から生まれるところの智慧をまず第一に重んじて、安穏を... スッタニパータ解説
スッタニパータ解説 スッタニパータ サーリープッタ968の解説 968 怒りと高慢とに支配されるな。それらの根を掘りつくしておれ。また快いものも不快なものも、両者にしっかりと、うち克(か)つべきである。両極端を掴めない怒りと両極端を掴んだ高慢とに支配されるな。自らの人間的思考の運動(快⇔不快)を止め、そ... スッタニパータ解説