ご法話

スッタニパータ 最上についての八つの詩句798のご法話

人が人間的思考の運動(快⇔不快)を立ち上げ、何か或(あ)るものに依拠(いきょ、いぞん)して「その他のものはつまらぬものである」と見なすならば、それは実にこだわりである、と真理に達した人々は語る。それ故に修行者は、見たこと・学んだこと・思索し...
ご法話

スッタニパータ 最上についての八つの詩句797のご法話

かれ(=世間の思想家)は、見たこと・学んだこと・戒律や道徳・思索したことについて、人間的思考の運動(優⇔劣)を立ち上げては、自分の奉じていることのうちにのみすぐれた実りを見、そこで、それだけに執着して、それ以外の他のものをすべてつまらぬもの...
ご法話

スッタニパータ 最上についての八つの詩句796のご法話

世間では、人は諸々の見解=「人間的思考の運動(快⇔不快)による見方」のうちで勝(すぐ)れているとみなす見解を「最上のもの」であると考えて、それよりも他の見解はすべて「つまらないものである」と説く。それ故にかれは人間的思考の運動(快⇔不快)の...
ご法話

スッタニパータ 清浄についての八つの詩句795のご法話

真の修行者は、煩悩=人間的思考の運動(快⇔不快)の範囲をのり超えている。かれが運動の対象である何ものかを知りあるいは見ても、執着することがない。かれは思考の運動による欲を貪ることなく、また離欲=「思考の運動を離れる事を達成したいと言う欲」を...
スッタニパータ解説

スッタニパータ 清浄についての八つの詩句794のご法話

またさらに、世間には五つの人間的思考の運動(快⇔不快)に誘導する塵垢(ちりあか)がある。よく運動に気をつけて、それらを制するためにつとめよ。すなわち色かたちと音声と味と香りと触(ふ)れられるものに対する貪欲=人間的思考の運動(快⇔不快)を抑...