スッタニパータ suttanipata

さてあなたは（「自分こそ勝利を得るであろう」と）思いめぐらし、心中にもろもろの偏見＝人間的思考の運動（勝⇔負）を立ち上げ掴んだものを考えて、自らの人間的思考の運動（勝⇔負）を制し、邪悪を掃（はら）い除いた人（ブッダ）と論争しようと、やって来...

またかれらは人間的思考の運動（勝⇔負）を制し、対立を離脱して行い、物事をアあるがままに見、一つの見解を［他の］諸々の偏見と抗争させない人々なのであるが、かれらに対して、あなたは何を得ようとするのか？パスーラよ。かれらの間で両極端がもたらす「...

自らの人間的思考の運動（快⇔不快）を制することができず、特殊な偏見を固執して論争し、「これのみが真理である」と言う人々がいるならば、汝はかれらに言え、ー「論争が起っても、汝と対論する者は人間的思考の運動（勝⇔負）を制する修行場であるここにい...

たとえば王に養われてきた勇士が、人間的思考の運動（勝⇔負）を立ち上げ、相手の勇士を求めて、喚声（かんせい）を挙げて進んでいくようなものである。勇士よ。かの汝に、ふさわしい、人間的思考の運動（勝⇔負）を立ち上げた真理に達した人のいるところに到...

心の高ぶりというものは、人間的思考の運動（快⇔不快）であり、かれの害（そこな）われる場所である。しかるにかれは人間的思考の運動（快⇔不快）に伴い慢心・増上慢心（ぞうじょうまんしん）の言をなす。このことわりを見て、論争してはならない。諸々の修...