2024-07

ご法話

スッタニパータ 最上についての八つの詩句796のご法話

世間では、人は諸々の見解=「人間的思考の運動(快⇔不快)による見方」のうちで勝(すぐ)れているとみなす見解を「最上のもの」であると考えて、それよりも他の見解はすべて「つまらないものである」と説く。それ故にかれは人間的思考の運動(快⇔不快)の...
ご法話

スッタニパータ 清浄についての八つの詩句795のご法話

真の修行者は、煩悩=人間的思考の運動(快⇔不快)の範囲をのり超えている。かれが運動の対象である何ものかを知りあるいは見ても、執着することがない。かれは思考の運動による欲を貪ることなく、また離欲=「思考の運動を離れる事を達成したいと言う欲」を...
スッタニパータ解説

スッタニパータ 清浄についての八つの詩句794のご法話

またさらに、世間には五つの人間的思考の運動(快⇔不快)に誘導する塵垢(ちりあか)がある。よく運動に気をつけて、それらを制するためにつとめよ。すなわち色かたちと音声と味と香りと触(ふ)れられるものに対する貪欲=人間的思考の運動(快⇔不快)を抑...
ご法話

スッタニパータ 清浄についての八つの詩句793のご法話

かれは一切の事物について、見たり学んだり思索したことに対する人間的思考の運動(快⇔不快)を制し、支配している。このように観じ、思考の運動に覆われることなしにふるまう人を、この世でどうして妄想分別させることができようか。修行者は、常に自らの人...
ご法話

スッタニパータ 清浄についての八つの詩句792のご法話

みずから誓戒(せいかい)をたもつ人は、想い=人間的思考の運動(守る⇔守らない)に耽(ふけ)って、種々雑多なことをしようとする。しかし智慧ゆたかな人は、人間的思考の運動(快⇔不快)を止めた中道による智慧によって知り、真理を理解して、種々雑多な...