お釈迦様と言えば、仏教の開祖と言われてますが。そう言うと、宗教を立てたのか?と思われがちですが、仏教と言う宗教はお釈迦様没後の人々によって作られたものです。お釈迦様自身は、信仰を捨てよとスッタニパートの最後におっしゃられています。つまり信仰するが故にこの苦しみの世界へ生まれてくることがないようにせよと言う事です。
では、お釈迦様は何を説かれたのか?それは、苦集滅道です。
苦しみを集めているもとを滅する道
我々が住んでいる世界は苦しみの世界です。
何故に苦しむのか?この世界は無常だからです。
生あるものは死に、時間と共に変化する世界。
故に何かを掴もうとするならば、それは苦しみを掴むことになります。
それを掴むな、手放すならば、苦しみを捨て去るであろうとお釈迦様は説かれました。
そもそも人間は何故この苦しみの世界へ生まれてくるのか?
それは、自らが手放そうとしない想いによって生まれてくるのです。
何故時間は生じるのか?人間的思考の運動(快⇔不快)の波によって生じるのです。
お釈迦様はこの苦しみの世界を脱出する方法を説かれました。
それが、人間的思考の運動(快⇔不快)を止める修行である。中道です。
この中道を保って、この世界を観察するならば、この世界の何たるかを知って
つまり、中道による気づき=智慧によって、遂には自らが知り、
この苦しみの世界から解脱するであろうと言う教えなのです。
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