2021-03

ご法話

スッタニパータ 武器を執ること943のご法話

943 虚言(うそ)をつくように誘(ひ)き込まれるな。美しいすがたに愛着を起こすな。また慢心を知りつくしてなくすようにせよ。粗暴になることなく、ふるまえ。人間的思考の運動(快⇔不快)が立ち上がり何かを得ようとする心が立ち上がり虚言(うそ)を...
ご法話

スッタニパータ 武器を執ること942のご法話

942 安らぎを心がける人は、眠りとものぐさとふさぎこむ心とにうち勝て。怠惰(たいだ)を宿らせてはならぬ。高慢な態度をとるな。安らぎを心がける人は、眠りとものぐさとふさぎこむ心とにうち勝て。しっかりと目覚め、自己の人間的思考の運動(快⇔不快...
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スッタニパータ 武器を執ること941のご法話

941 聖者は誠実であれ。傲慢(ごうまん)でなく、詐(いつわり)りなく、悪口を言わず、怒ることなく、邪(よこし)まな貪りと慳(ものおし)みとを超(こ)えよ。聖者は誠実であれ。傲慢(ごうまん)でなく、詐(いつわり)りなく、悪口を言わず、怒るこ...
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スッタニパータ 武器を執ること940のご法話

940 そこで次に実践のしかたが順次に述べられる。ー世間における諸々の束縛(そくばく)の絆(きずな)にほだされてはならない。諸々の欲望を究(きわ)めつくして、自己の安らぎを学べ。そこで次に実践のしかたが順次に述べられる。自らの人間的思考の運...
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スッタニパータ 武器を執ること939のご法話

939 この(煩悩の)矢に貫かれた者は、あらゆる方角をかけめぐる。この矢を引き抜いたならば、(あちこちを)駆(か)けめぐることもなく、沈むこともない。人間的思考の運動(快⇔不快)がもたらす煩悩の矢に貫かれた者は、両極端を求めて、あらゆる方角...
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スッタニパータ 武器を執ること938のご法話

938 (生きとし生けるものは)終極においては違逆に会うのを見て、わたくしは不快になった。またわたくしはその(生けるものどもの)心の中に見がたき煩悩の矢が潜(ひそ)んでいるのを見た。生きとし生けるものは死ぬ間際において、逆さづりに会うような...
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スッタニパータ 武器を執ること937のご法話

937 世界はどこも堅実(けんじつ)ではない。どの方角でもすべて動揺している。わたくしは自分のよるべき住所を求めていたのであるが、すでに(死や苦しみなどに)とりつかれていないところを見つけなかった。この人間的思考の運動(快⇔不快)によって形...
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スッタニパータ 武器を執ること936のご法話

936 水の少ないところにいる魚のように、人々が慄(ふる)えているのを見て、また人々が相互に抗争しているのを見て、わたくしに恐怖が起った。この世は無常である。人間的思考の運動(快⇔不快)にょって何かを掴もうとしたとしても、あるいは抗争によっ...
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スッタニパータ 武器を執ること935のご法話

935 殺そうと争闘する人々を見よ。武器を執(と)って打とうとしたことから恐怖が生じたのである。わたくしがぞっとしてそれを厭(いと)い離れたその衝撃を宣(の)べよう。殺そうと争闘する人々を見よ。自らの人間的思考の運動(快⇔不快)を制すること...
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スッタニパータ 迅速934のご法話

934 かれは、みずから勝ち、他にうち勝たれることがない。他人から伝え聞いたのではなくて、みずから証する理法を見た。それ故に、かの師(ブッダ)の教えに従って、怠ることなく、つねに礼拝して、従い学べ。」ーこのように師(ブッダ)はいわれた。かれ...