スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ 並ぶ応答ー小篇885の解説

スッタニパータ 並ぶ応答ー小篇885の解説

885 みずから真理に達した人であると自称して語る論者たちは、何故に種々異なった真理を説くのであろうか?かれらは多くの種々異なった真理を(他人から)聞いたのであるか?あるいはまたかれらは自分の思索に従っているのであろうか?

 

 

人間的思考の運動を繰り返す、みずから真理に達した人であると自称して語る論者たちは、種々異なった真理を説く。それは、人間的思考の運動すなわち正⇔誤の運動をしているので、自らの見方と違う見方の真理は全て誤りという断定を下し、また他の見方と同じであってはまずいのである。それ故に種々異なった真理を説く。修行者は、自らの運動を制し視野が狭くならないように気をつけ、鏡のように全てを映し出す境地へ至れ。

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