スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ 並ぶ応答ー小篇880の解説

スッタニパータ 並ぶ応答ー小篇880の解説

880 もしも論敵の教えを承諾しない人が愚者であって、低級な者であり、智慧の劣った者であるならば、これらの人々はすべて(各自の)偏見を固執しているのであるから、かれらはすべて愚者であり、ごく智慧の劣った者であるということになる。

 

 

人間的思考の運動とはどのような運動か?快⇔不快の反復運動である。そして快を貪り求め、不快を排除しようとする。このような運動が人間的思考なのである。もしも論敵の教えを承諾しない人が愚者であって、低級な者であり、智慧の劣った者であるならば、これらの人々はすべて各自の偏見を固執しているのであるから、かれらはすべて愚者であり、ごく智慧の劣った者であるということになる。すなわち人間的思考の運動なのだ。自らの考えに執着をし、論的を排除する。まさにそのものである。このような運動をしているかぎり智慧とつながることは出来ない。それを知って修行者は、自らの心の運動に注視し、自らを制して中道を守り遍歴せよ。

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