仏道修行もいろんなとらえ方や聴き方をする人がいますので、勘違いしがちな部分もあるのですが、基本は、スッタニパータ4章から5章にあるように、自分の感じ方反応の仕方をよく気をつける事が大事です。そうすることによって人間的思考から五智の思考に転換していくわけですが、仏道修行者の中で、運命転換や自分の因縁切りのために仏道修行に入られた方も多いと思います。もちろん仏道修行は人間的思考でやらないように気をつけないといけません。そこでよくある落とし穴が、自分の運命転換のために人を助けたり奉仕をしたりするのでは無いのです。よく聞く事がありますが、自分はこれだけがんばったからだいぶ変わっただろう(笑)この我が=人間的思考ですね。五智の思考に目覚めると、見方が自分に向かないのです。ふと周りを見たときにこんなにも苦しんでいる人がいる事に気づくべきです。そう観ると自然に何とかしてあげたいと思うでしょう?それが本来の奉仕であり仏性というものですよね?つまり我が身我が身といううちは因縁が切れていない(人間的思考のまま)と言うことです。「そうじゃないんだ」と早く気づくことが大切なのです。
仏道修行について
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