スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ  並ぶ応答ー小篇887の解説

スッタニパータ  並ぶ応答ー小篇887の解説

887 偏見や伝承の学問や戒律や誓いや思想や、これらに依存して(他の説を)蔑視(べっし)し、(自己の学説の)断定的結論に立って喜びながら、「反対者は愚人である、無能な奴だ」という。

 

 

 

偏見や伝承の学問や戒律や誓いや思想や、これらに依存して人間的思考の運動(安心⇔不安)を抑制できず、他の説を蔑視(べっし)し、自己の学説の断定的結論に立って喜びながら、「反対者は愚人である、無能な奴だ」という。見方が両極端なのである。そうして、同様の見方をする人間を見つけては、安心し、反対の見方をするものを排除しようとする。そうして、安心を得るために伝承の学問や誓いや思想、あるいは師に依存するが、それは、揺らぐ物、変化するこの無常の世に存在するものなのであるから、変化し消滅する。そうして、依存する物がなくなったときに不安になるのである。安心⇔不安このような運動をする人間的思考の運動によるものだと知れ。

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