スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ  武器を執ること 950の解説

スッタニパータ  武器を執ること 950の解説

950 名称と形態につて、〈わがものという想い〉の全く存在しない人、また(何ものかが)ないからといって悲しむことのない人、ーかれは実に世の中にあっても老いることがない。

 

 

 

人間は人間的思考の運動により目の前のものを快、不快に分け名前を付け、形に執着をする。名称と形態につて、人間的思考の運動により2つに分ける思考を制止し、わがものという想いの全く存在しない人、また執着したものが、なくなったからといって悲しむことのない人、ーかれは実に世の中にあっても老いることがない。すなわち、その人間的思考の運動がこの世に時間を生み出し、変化ある世界を形成し、変化ある運動をする。その想いを制した聖者は、もはや時間を超越した存在であり、彼の岸へ到達しもどることはない。

 

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