スッタニパータ suttanipata

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ マーガンディヤ847の解説

スッタニパータ マーガンディヤ847の解説

847 想いを離れた人には、結ぶ縛(いまし)めが存在しない。智慧によって解脱(げだつ)した人には、迷いが存在しない。想いと偏見とに固執した人々は、互いに衝突しながら、世の中をうろつく。」

 

 

人間は、想いによって生まれてくる。そして、自らの想いとこだわり、すなわち一方的な偏った見方に執着をして、それぞれの見方が違うものであるから、お互いに衝突しながら世の中をうろつくのである。その想いによって、人々は束縛される。人間的思考は運動をするので、あるときはその想いが満たされ、あるときは枯渇する。そうして迷いの流転に引き込まれていくのである。想いを離れた人には、結ぶ縛めが存在しない。智慧によって、様々な見方を知り、一方にこだわらず平等な見地に立つ聖者は解脱し、遂には迷いの荒波を渡り終わって、彼の岸に到達するのである。

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