スッタニパータ

スッタニパータは、お釈迦様が実際にお話しされたことばです。

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スッタニパータ 老い810の解説

スッタニパータ 老い810の解説

810 遠ざかり退(しりぞ)いて行ずる修行者は、独り離れた座所に親しみ近づく。迷いの生存の領域のうちに自己を現さないのが、かれにふさわしいことであるといわれる。

 

 

 

 

人間は、自らの想いによって生まれてくる。そして、その想いを追い求めて生きるのである。その想いはどこから来ているのか?人間的思考(快⇔不快)の運動からである。その快を追い求めて、彷徨い続けるのである。快を掴んでも、この運動の快には必ず同等の不快が付着しており苦しむ。そして、この無常の世において求めた状態は、時間とともに失われるのだが、執着してやまない人間は、その想いが故にまた生まれて来る。それを知って人間的思考の運動から遠ざかり、退いて修行する修行者は、その齷齪した営みから離れて座し、寂静に努め、迷いの運動すなわち二元の運動によっては自己を表さないことが、かれにはふさわしいことであると言われるのである。

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