775 だから人はここにおいて学ぶべきである。世間で「不正」であると知られているどんなことであろうとも、そのために不正を行ってはならない。「ひとの命は短いものだ」と賢者たちは説いているのだ。
だから人はここにおいて学ぶべきである。世間で「不正」であると知られていることはどんなことであろうとも、人間的思考の運動によって生じた快⇔不快すなわち快を得るために不正を行ってはならない。「ひとの命は短いものだ」と賢者たちは説き。もっとやるべき事があるのである。むろんこの世界はやったことが返ってくるのであるから、不正をしたら不正をされそう言う運動を生む。世の中に生じた理不尽な現象は全て自らが生じさせたものなのである。それを知って修行者は、人間的思考の運動を止めその両極端の運動から遠ざかることを学び、この短い人生において寂静を究めて次のフィールドへと向かうのである。
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